がん検診・まとめ
がん検診を簡単にサマライズします。
最近の大きな変更点としては、胃がん検診が、40歳以上から50歳以上へと対象年齢が変更となり、今までのバリウム検査に加えて、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査) が追加されました。
自治体によってはまだ内視鏡検査に対応できないところもあるようなので、各自治体に確認が必要です。
胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんについては、検診によって発症率が低下することが証明されているため、公費を投入して検診を国が推奨しています。
肺がん、大腸がん検診は40歳以上が対象です。
肺がんは胸部レントゲン検査、大腸がん検診は便潜血反応という検査をすることになります。
肺がん検診の喀痰細胞診は50歳以上で、喫煙歴の有無により追加されます。
大腸がん検診の便潜血反応が陽性の場合には、検診の対象外となりますが、大腸内視鏡検査を行います。
乳がん検診は40歳以上、乳房エックス線と触診。
子宮頸がんは細胞診という検査を行います。
子宮体がんは50歳以上に多く、増えているそうですが、検診の効果がはっきりしていないので、検診項目に入っていないとのことです。
オプションで行われる前立線がん検診は、検診の効果がまだ証明されていないがゆえ、オプションなのだそうです。
女性は乳がん、子宮頸がん検診があるため、男性より負担が多くなりますが、税金を投入してまで勧めている検査ですから、メリットが高いはずです。