糖尿病治療薬としてスタートしたSGLT2阻害薬が、慢性腎不全、心不全の治療薬に発展しました。
循環器内科としては使用できる機会がとても増えました。
いままで糖尿病専門医が主に任されていた薬という認識が強く、こちらとしては手を出しにくい薬の一つだったため、実際の状況をあまり知らず来てしまったわけですが、ここまで効果が高いのには驚きました。
人間のからだって、老化するといろんなものをため込んで捨てることができなくなるんだな、と改めて実感しました。
余分な糖(糖+ナトリウム)を体外に捨てる、というメカニズムが、飲んでもらっているみなさんの時計を巻き戻している。
老化を巻き戻している。
そのような印象を強く持ちました。